人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ご覧いただきまして、ありがとうございます。


by 1193ru
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

11月2日夜〜5日の出来事

バタバタしてしまい、数日ご無沙汰してしまいました。

●2日(水・夜)
某福祉法人の方とお会いしました。
今度、イベントでファシリテーションをするのでアドバイスを・・・・とのことでしたが、それよりもしばらく振りの再会で、近況やら今までのこと等、つもり積もった話しをして盛り上がりました。
以前から人との距離の取り方が絶妙な方で、べったりせずにかと言って遠くもなく、心地よい余裕を持った距離を取る方だなぁ〜(しかも若いのに)と思っていたのですが、今日、話をうかがってその理由がちょっとわかった気がしました。
元々の穏やかで控えめで知的な性格もあるのでしょうが、以前、医療機関で相談員を数年担当していたとのこと。
その経験あってこそのこの距離感なのでしょう。
このような方のファシリーションは、淡々としつつもパネリストの核心部分をじわじわと引き出して行くのだろうな、聴衆はなかなか聞き応えのあるものになるだろうな・・・・そんな風に感じました。

パネリストの顔ぶれと、イベントの主旨を教えてもらいながら、落としどころや聞き出しのポイント、全体の流れ等、を大雑把に話し合いました。
今晩は、2時間きっかりという時間の中で、終始心地よいコミュニケーションができました。
それも、きっとその方のお陰だと思います。

●3日(木・祝)
家族が写真展をしていたので、「家族の輪」をいつもおろそかにしている私としては、是が非でも顔を出さないと・・・・という訳で必死で時間を作りました(^^;)
我が家には、家中(私の部屋だけはなんとか死守している)、写真が飾られています。
飾るだけではなく、それにイチイチコメントを求められるという拷問が、我が家の日常。
たまにならいいのですが、朝から晩まで顔を合わせれば「この写真どう?」が始まります。
あ〜・・・。
作家たるもの、作品が手元を離れたら後は作品の一人歩きに任せたらいいのに・・・・。

ブツブツ言っていても仕方がないので、とにかく会場へ。
我が父の作品を基準にしていたので期待をしていなかったのですが、見応えのある作品がいっぱいでした。
(本当に失礼しました!!ごめんなさい!!)
会場にいた方々は父よりもずっと年輩の方ばかり。
特に私が惹かれた作品は、輝くような青空と海が広がり、爽やかな海風や潮の香りが、見る者の全身を包まんとするような写真でした。
高齢の女性の作品とのことでしたが、作者の溢れんばかりの若々しさが伝わって来ました。

70歳代と思われるその方は、上品で笑顔が美しい方でした。
穏やかな雰囲気を持ち合わせながら、立ち居振る舞いは凛とし、颯爽としていました。

最近、60歳になった自分や70歳になった自分を考えることが多い私。
作品はもちろんでしたが、素敵な先輩の姿に刺激を受けました。


●4日(金)
朝、五ツ橋館で卸。
その後、仕事へ。
今日は仕事が立て込み、気がつけば、夕方17時になっていました。

ここ数週間、ビッグイシュー関連の対応が連日遅くまで続き、それに比例するように仕事も立て込んで来ています。
相談対応や支援を続けるには、やはり自分のメンタルコンディションが細ったりしてはダメですね。
精神的に、ここしばらく私は、少し疲れているように思います。
友達とお気楽な話をしたいな。
仕事も活動も関係のない友人たちと、のほほ〜んとお茶でもしたいなぁ〜。
そんなことを思いつつ、夜はSmile Jam の打ち合わせがありました。
来年の6月までのスケジュールを話し合い、現時点での問題点の抽出、人的資源の整理をかけ、必要な資源(人・モノ・金等)をピックアップしました。
次回からはより具体的な話し合いに入ります。

その後、所用をこなし、またまた帰宅は深夜に。
その間も携帯とメールが入りっぱなし・・・・・。
どれもトラブルが起きていることを知らせるものばかりです。
ほとんどが精神的なことで、身体的なことや緊急で駆けつけなくてはならないようなことではありません(ちょっとホッとします)。
多くは「会って話したい」という内容です。
一人で考えていて深みにはまってしまって苦しい・・・というSOS。
日中に会って話して、でも、それでもまた夕方から夜になるとSOSが入って来ます。

どうしたのかな。

わからなくもないのに、その方の状況と今までのサポートを思い起こしながら連絡を入れつつ、そう思ってしまいます。

本当にどうしたのかな。

環境も状況も以前よりずっと良くなっても、こころの整理や問題が解決しない限り、やっぱり前には進めないのです。
環境や状況が良くなると、端から見れば前進しているように見えるのですが(確かにそうなると自分でいろいろできる方はたくさんいます)、そこで初めて自分と向き合える状態になるという方が多いのです。
その時、つかず離れず過保護にならないサポートが求められます。

●5日(土)
お昼から結婚式のお手伝いへ。
結局、帰宅は21時近くになりました。
バタバタしつつも楽しかったです。

でもその間も、次々とメールと電話が・・・・・。
バタバタしていて出ることも叶わず、19時頃からやっと一段落し、電話に出ました。
今日の相談のほとんどは、一緒に活動をしているいわば「支援者」側からのもの。
最近、当事者の方の相談よりも支援側の相談対応が増えています。
それもミッションとはかけ離れた、酷い時だとミッションと全く正反対に働くベクトルの相談で、これがここしばらくの頭痛の種。

どう考えてもミッションとは異なる行動を取る人がいて、誰の言葉もその方には届かない状況です。
そんな状況をここしばらく見ている私は、その方を仲間とは思えなくなっています。
これは今までにない感情。
今までいろんな団体で活動をして、いろいろなことがあってもそれでも「仲間」という思いは消えなかった自分なのに・・・・。
あちこちから届くあたかも「苦情相談」のようなメールや電話に対応しながら、段々と自分の中で形となっていく思いに気づき複雑な心境になっています。

今私のできることは、やはり、話を聞くことと、全体を見ながらみんなで動くこと。
わかっていながら、自分の中に芽生え始めた感情をもてあましています。

結局、今日も深夜まで対応が続きました。

門間
by 1193ru | 2005-11-06 10:26 | モロモロ