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by 1193ru
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お腹を壊して考えたコト

ゴロゴロし過ぎたのでしょうか。
午後から体調を崩しております。
でも、どうせ横になっているのだからと、活字を追っています。

先日、友人から回ってきた「憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言」(岩波ブックレット)を再読。
井筒和幸、井上ひさし、香山リカ、姜尚中、木村裕一、黒柳徹子、猿谷要、品川正治、辛酸なめ子、田島征三、中村哲、半藤一利、ピーコ、松本侑子、美輪明宏、森永卓郎、吉永小百合、渡辺えり子(敬称略)。
これらの方々が、憲法9条改正について語っています。

ところでみなさん、
「憲法9条」って、ご存じですか?
「おいおい、バカにしてるのかコノヤロー!!」というお声が聞こえてきそうですが、もう一度読んでみませんか?

日本国民は、
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久に放棄する。

前項の目的を達するため、
陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。

・・・・たったこれだけの文章ですが、この9条のおかげで日本は60年もの長い間、戦争することもなくやってこれたように思います。
この条文があるおかげで、私たち日本人は銃を持たずに一生を終えることができるし、愛する家族やパートナー、そして子どもたちを戦場に送ることもない。
これが凄く大きな幸せだということが、ピンと来ない時代になってしまっているのでしょうか。
だから、改憲とかいう話が出て来ちゃうのかな。
私の曾祖父はルソン島で戦死しています。そのため、小さい頃から戦争について話を聞くことは多かったように思います。
なので、愛する家族を見送る辛さは、もう二度と繰り返してはならないことのひとつだと強く思っています。

ある人は、「国際貢献のための改憲」を言うかもしれません。
ならばNGOの人たちに話を聞いて欲しい。
国際貢献にはいろんなやり方があることと、国際貢献と武力は本来関係がないことを教えてくれるはずです。
「軍隊をもってする支援」ってなんだ????
私の頭の中は「?」でいっぱいになります。

またある人は、「時代も変わったのだから、日本人のための日本人による憲法を作った方がいいよ」と言うかもしれません。
時が経っても、誰が作ったものでも、「いいものはいい」のではないでしょうか?
芸術だって、文化だって、建築だって、そうじゃない。
いつの時代のものかとか、誰が作ったものかなんて問わず、すばらしいものはすばらしい。
海外から「憲法9条」がどのように見られているのか、個人がもう一度よく情報を集めて考えましょうよ。これだけインターネットをはじめ情報化が進んでいるにも関わらず、自国の政治や経済に無頓着でいるのはとっても危険ですよ。

反戦・非戦は、特別の主義・主張を持った人たちが言うことではありません。
私たち、フツーの人たちが一番意識して、自分の主張を持たなくてはならないことのひとつです。
だって、戦争になっちゃったら、誰が一番最前線に行くの?
それは私たちフツーの人たちなんだから・・・・・。

憲法9条について世界がどう見ているのか知りたい方、
憲法9条ってよくわからないという方、
とにかく戦争は困るなという方、
よくわからないけど、LOVE & PEACE という方、
こんな映画はいかがでしょうか?

「映画 日本国憲法」
日時:9月23日(金・祝)・24日(土)
   10:00〜、13:00〜、15:00〜、17:00〜、19:00〜
場所:141ビル内エル・パーク ギャラリーホール
入場料:大人前売り1,000円(当日1,200円) 中・高生500円(当日券のみ)

私の大好きな奈良美智さんの作品が印象的なチラシ&ポスターが目印です。

憲法制定の経緯、平和憲法の意義について世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビューがいっぱいです。
個人的には、ノーム・チョムスキーのコメントが楽しみです。

門間@最前線ララバイ(ソウル・フラワー・ユニオン) 拝
by 1193ru | 2005-09-19 16:42 | モロモロ