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by 1193ru
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カテゴリ:MOVIE( 42 )

ユナイテッド93

2001年9月11日から5年。
たった5年であの「9.11」を映像化してしまうポール・グリーングラス監督とそこに集ったパワーに脱帽した。
社会に大きな影響を与えた事件の映画化は国内外を問わず今までも多くあったが、たった5年で同時多発テロを描いたその力量に驚愕した。

「ユナイテッド93」を、先週、小雨まじりの夜に観てきた。
始まりから終わりまで、全身の震えが止まらなかった。
この映画を観る者全員が、事の顛末を知っている。
もちろん、私もその一人。
にも関わらず、最初から最後まで、からだだけではなく精神までも揺さぶり続けた作品だ。

たくさんの遺族や「9.11」に遭遇した経験者の協力が、この映画を、「再び」というか「より」と言ったらよいのか、観る者の記憶に「9.11」を強烈に刻み込んだに違いない。
テロップの「Thanks to」の後に連なる名前は遺族のものだろうと思う。
たくさんの遺族が、犠牲者である家族の魂を引き継ぎそれぞれの役者に伝えたのではないだろうか。それ程、(多くは無名の)役者たちの演技はすばらしい。
驚いたのは、当時の管制官や軍関係者がそのまま「9.11」当日の自分自身を演じていることだ。
残念ながらパンフレットが作品に比べ物足りない作りのため、連邦航空局のベン・スライニー以外はよくわからないが、テロップの何人かに「as himself」のクレジットがあった。事件が事件だけに、とても衝撃的に私には思えた。

たくさんの人にぜひ観て欲しい作品だ、と思う反面、手放しにそう言えないと思う自分もいる。
真実が重い。
その真実に出来る限り近づこうと努力することは、激痛を伴いことだろう。
その痛みや重さが、観る者にザクザクと突き刺さって来る。
肉体的な痛みではなく、精神が痛い。
その痛みから、何かを受け取る人もいれば、辛い人もいるだろう。

見終わった後、ズタズタになりながらも熱く激しいモノが全身にこみ上げる自分がいた。
観客が立ち去った上映室で、マグマのようにこみ上げるモノを感じながら、真っ白なスクリーンをしばらく見つめた。

もっと考えたい−そう強く思った。
世界のことを。
日本のことを。

もっとしっかりと考え、たくさんの人と語り合いたい。
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by 1193ru | 2006-09-18 21:05 | MOVIE

観たい映画がザクザク!

「ユナイテッド93」ご覧になりましたか?
私はまだ。
2001年9月11日。4機の旅客機がハイジャックされ、うち3機は世界貿易センタービル北棟、同センター南棟、国防総省ペンタゴン本庁舎に墜落。
映画タイトルになっているユナイテッド93機だけが、テロリストたちのターゲットを外れ、ペンシルベニア州シャンクスヴィルに墜落・・・・・

また、9.11が近づいています。
この映画で乗客以外の管制等の役をやっている方の多くは、当時、その場でそれぞれの役割をになっていたご本人なのだとか。
乗客含め、ほとんど台本なしとのことで、役者たちはその役になりきることで、本人たちはその時のことを再現することで映画ができたそうです。
映画をご覧になる、ならないに関わらず、こちらのサイトをのぞいてみてください。
ユナイテッド93

シングルマザーを描いた映画も気になります。
「スパングリッシュ 太陽の国からきたママのこと」
は、娘を連れてメキシコからLAに移り住んだシングルマザーのお話。
英語の話せない彼女が、自分の想いを伝えるために学び始めるのがまさに「スパングリッシュ(スペイン語と英語の混成語」。
「ママが泣いた日」は、シングルマザーって言っていいのか微妙だけれど、夫失踪後の母と娘たちのお話。まだ観ていないけれど、娘が4人というところといい「現代版若草物語」なのかしら?

「ひとり親」「親と子」つながりでもう一作品。

「トランスアメリカ」。トランスセクシャルの父親とそれを知らない息子が織りなすお話だけど、父親役は女優フェリシティ・ハフマン。
韻が似ているのでつい、ダスティン・ホフマンが「トッツィー」で女装したことを思い出してしまいますが、どちらの映画も「あなたらしく、わたしらしく」がキーワードなのね、と思います。

音楽に関する映画も要チェックです。
「ニューヨーク・ドール」は、アノ、ニューヨークドールズのベーシスト アーサー・ケインの半生を描いたもの。今は図書館職員として働くアーサー・ケインは、同映画のHPを観ても当時のアーサーとはまるで別人!!最初はどこのオジサマ俳優かと思ったくらいです。
「ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン」は、ヒップホップの50Centの半生を描いています。貧困の中、8歳で母親を殺害され、その後麻薬ディーラーとして生き刑務所生活も経験。今の彼はヒップホップ界のカリスマの一人だけれども、そこまでの道のりは残酷で強烈なものだったようです。


それから、「太陽」も観たい一作。
靖国参拝や自民党総裁選を考えるこの時期、イッセー尾形演じる昭和天皇ヒロヒトを観てみたいと思っています。
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by 1193ru | 2006-09-02 12:13 | MOVIE

そう言いつつ4稿目

そうそう、今日は映画「ホワイト・プラネット」を会議の合間に観てきました。
でも始まって早々、薬のせいでダウン。
気が付けば、エンディングでした。
1800円出して、暗がりにお昼寝に行ったの巻〜。

まぁ、そんなおバカな話はおいておいて、勧めしたい映画祭が東京であります。



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東京平和映画祭
日時;2006年7月22日(土)10:00〜21:00
場所;国立オリンピック記念青少年総合センター
参加費;会員2500円 一般3500円 25歳以下会員1500円 同一般2500円
上映作品;「リトルバーズ」「ジャマイカ楽園の真実」「魔法のランプのジニー」「六ヶ所村ラプソディー」「平和の創り方」「映画 日本国憲法」

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凄いラインナップです。
どれも観たい〜〜!!
「ジャマイカ楽園の真実」は、仙台で上映したいと密かに願い続けて早ウン年。とにかく多くの若い方、特にレゲエファンにご覧いただきたい映画です。
誰か、仙台によびませんか?
どこかclubで「レゲエナイト」と称してやりませんか?
勾当台公園でレゲエ版「真夏の夜」とシャレ込みませんか?

でも、できればこのままのラインナップで・・・・・
あぁ、贅沢でしょうか。
時間と元気な声帯があったらやっちゃうのになぁ〜〜・・・・
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by 1193ru | 2006-07-14 01:20 | MOVIE

母たちの村

今朝、やっと「母たちの村」を観てきました。
さんざんブログで紹介していながら、上映期間の終わりギリギリになってやっとです。
我ながら遅すぎですね。

「母たちの村」は、明日までチネ・ラヴィータで上映しています。
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アフリカ映画の父・巨匠ウスマン・センベーヌの、故郷アフリカに対する深い愛情とその思いとは裏腹の悪しき風習に対する強烈な怒り・批判が、揺るぎない品格を持って描かれています。
女性性器切除=割礼や掟を破った者の顛末=虐殺など、残酷な出来事を織り交ぜながらも、その残忍なシーンを直接的に映像で見せない工夫、しかし、それ故にその残酷さ・残忍さが我が身に降りかかったかのように、観る者に迫る表現方法は、日本映画の巨匠・小津安二郎と似ていると感じたのは私だけでしょうか。
初期のヒッチ・コックのセンスにも通じつつ、しかし、その映像は限りなくカラフルで美しいアフリカンカラー・・・・・。
2時間という間、砂浜に寄せる波のように静かに時に荒々しく、引き潮の如く強く逃れられない引力を持って、何度も観る者が自らの立場を問い正し続ける作品だと思いました。
登場人物の気持ちの変化は、それぞれのキャラクターに合わせ、まちまちです。登場人物の中に自分の姿があることを感じました。
たぶん、ご覧になった方はそうだったのではないでしょうか?
伝統、習慣、掟に疑問を持たずに従ってしまう、疑問を持ちつつも社会からはずれないようにと従ってしまう、メンツや建前で自分の意思とは異なる行動を選び愛する者を傷つけてしまう、ある人の勇気や想いにふれ変容していく・・・・・・

最後、雪崩の如くひとつの形となって立ち現れてゆく女性たちの想い・・・・それはそれは強烈でした。

お昼過ぎ、出勤。
夕方は「ビッグイシュー」のベンダー&ソサイエティ会議へ出席。
22時過ぎに帰宅しました。

これから再度「母たちの村」について考えてから寝ようと思います。
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by 1193ru | 2006-07-06 23:14 | MOVIE

ホテル・ルワンダ

とても観たかった映画「ホテル・ルワンダ」をやっと観てきた。
未だに解決していないルワンダの紛争。
にも関わらず、この映画を観るまですっかり忘れてしまっていた私はいたたまれなくなった。
ほんの2年前に、同じアフリカの紛争を克明に報道した写真を使った写真展を仙台で大々的に開いていながら、そんな現実からすっかり遠のいていた自分が恥ずかしい。
1994年に起きたルワンダ大虐殺からまだ11年しか経っていないのに、平和ボケした私ときたら、歴史教科書でも見るかのように、スクリーンの前に座っていた。
嗚呼、本当に情けない。

海外テレビ局カメラマンのジャック・ダグリッシュ(ホアキン・フェニックス)のセリフが私を追いつめる。
(危険を顧みず虐殺シーンをカメラに収め世界配信をした。それを知った主人公・ポール・ルサセバギナ(ドン・チードル)がこの映像を観て世界が動く=助けが来ると期待をしている様子に向かって)
「世界の人々はあの映像を見て『怖いね』と言うだけでディナーを続ける。何も変わらない」

また、映画の中で、平和維持軍・オリバー大佐(ニック・ノルティ)が、主人公に向かって言うセリフが私に突き刺さった。
「君が信じている西側の超大国は、『君らはゴミ』で救う値打ちがないと思っている。君は頭が良く、スタッフの信望も厚いが、このホテルのオーナーにはなれない。黒人だからだ。君は『ニガー』以下のアフリカ人だ。だから軍は撤退する。虐待を止めもしない」
(二人は堅い信頼関係にあり決して主人公をおとしめたセリフではない。大佐の想像を裏切った国連軍の徹底決定にあたり怒りに打ち震えながらのセリフ。その後、オリバー大佐は決して銃を発砲してはならないという維持軍の規則を破り、多くの人たちを守り抜く)

そうだ、そうだ。そうだった。
いつもそんな力を奪う言動が世界を覆い尽くそうとするんだっけ。
でも、それでも、立ち上がる人々が必ずいる。
そして必ずそんな人々を支持するたくさんの人がいる。
それで世界は変わって行くのだ。
だから世界は変われるのだ。

ミュージックマガジンで来日するはずだったU2の特集を読んだ。
ボノがこの20年で行った活動がかなり詳しく書かれていた。

ミル・コリン(「ホテル・ルワンダ」の舞台となるホテル)のポール・ルサセバギナはホテルマン(現在は亡命先のベルギーで重量物運送会社を経営)という立場で、
U2のボノは世界的スターという立場で、
それぞれの立場を十二分に活用して平和に向けて走っている。

有名人や金持ちでなくても、平和に向けて走ることはできる。
走るスタイルはいろいろある。
私のしょうな小市民でも、紛争地の情報を収集し、紛争地の人々を想像し、友人や家族と話し合い、人道支援活動をしている人や組織を応援することはぐらいはできる。
衣料品や食料品をフェアトレード製品にするだけでも違うはずだ。

それだけ?と言うなかれ。
細々と日々できることを続けることが、平和へ続く道だと強く強く思う。
人の言動の影響力は、想像以上に大きい。
もちろん想いもそうだ。
細くとも強く長く続けることが、どれくらい大きな力を持つことか。
歴史を見ればわかるだろう。

「ホテル・ルワンダ」・・・・観ていただきたい。
ぜひ、ぜひ。
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by 1193ru | 2006-03-30 23:41 | MOVIE

映画を観る

ふと思い立って手帳を見返したら、月に3〜5本も映画館で映画を観ていることに気がついた。
年間にすると36〜60本も観ていることになるのだけれど、三十路の働く女としては多い方なんじゃないかと勝手に思ったりしている。
あ・・・・仕事が閑ということか。
う〜〜〜む。

仙台市内から映画館が減る一方で、毎年観ている本数は増えているという反比例状況が続いている。

原因はいくつかあるけれど、ここ数年、観たい映画が仙台でも上映される機会が増えたというのが多いのかもしれない。
以前のように、わざわざ東京まで足を運ぶことはめっきり減った。ちょっと寂しい気もするけれど、便利だしうれしいことだ。
お陰でビデオ化するまで首を長くして待つことも少なくなった。

それから、年なのか何なのかわからないけれど、以前は全く食指が動かなかった超娯楽大作みたいな作品にも手を出すようになったことも、原因かもしれない。
先日なんて『ナルニア国物語』を観てしまった。
もちろん『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』、そうそう『スターウォーズ』『マトリックス』『トゥーム・レイダー』『少林サッカー(系)』あたりもかかさず観ちゃったりしている。
それからジブリやディズニーのアニメも押さえてしまっているし・・・・・。
キャラメルポップコーンを片手に「ガハハ!!」と大口開けて笑える系統のものを、ずいぶんと観るようになった。
日頃、疲れているのかもしれないな・・・・。

こんな状況で、映画館へ足を運ぶ機会が増えたのだと思う。

よく足を運ぶのは、フォーラムとチネ・ラヴィータという二館。
超娯楽大作系はMOVIXで観るけれど、やっぱり上記二館が多いかも。

ちなみに今日は、『ブロークバック・マウンテン』をチネ・ラヴィータで観てきた。
内容についてはともかく、私の観た回の入場者のほとんどは女性の「お一人さま客」。
15名くらい入っていたかな。
ラストシーンでは大泣きしている女性が続出。
そういう映画なのか?・・・・と私は思ったけれど、感性は人それぞれだから、まぁまぁ。

次は『ホテル・ルワンダ』を観る予定。
もう上映中だから、急がないと。
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by 1193ru | 2006-03-20 23:26 | MOVIE

そしてまた映画・・・

今朝は粉雪がしっかり降り積もっています。
仙台は、私立高校の入試日。
受験生のみなさんは、朝起きて、さぞびっくりしていることでしょう。
遅刻しないでね。

さて、月曜日からちょっと寝付きが悪いので、気晴らし(いつも気晴らししているのですが)に、昨晩遅くまたまた映画を観てきました。

今回はコロンビア・アメリカ映画。
邦題「そして、一粒のひかり」という作品。
先日の「スタンドアップ」同様、女性が主人公。
こちらはシングルマザー前夜の17歳の女の子が主人公でした。
コロンビアの経済状況の苦しさとか、ごくごくフツーの日常のすぐ隣りには麻薬あったりと、ハラハラすることが全編通して散りばめられていました。
約2時間、これまた前回同様貸し切り状態でくつろぎながら観てきました。

出てくる男優はどれもこれもルックスが・・・・・。
一番良かったのは、街角でサルサを演奏していたロマンスグレーのバンドマン。
でも、ほかの男優は・・・・。
方や女優は、主人公はじめ数人が正統派コロンビア美人でした。
そうそう、女優さんたちの映画の中での変身(成長?)ぶりが見事でしたよ。

妊娠したものの恋人とは結婚せず、家計を支えていたけれど失業し、麻薬の売人になりトラブルに巻き込まれ・・・というストーリーでしたが、17歳の女の子がどのシーンにも自分で選択をしようと奮闘する姿が印象的な映画でした。

仙台では、セントラル劇場で上映中です。

音楽・・・良かったですよ。はい。
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by 1193ru | 2006-02-03 06:13 | MOVIE
「スタンドアップ」(原題「North Country」)を観た。

そこはシネマコンプレックスの大きな映画館。
夕方からの上映が災いしたのか、それとも宣伝がイマイチなのか、この内容のせいなのか(この内容だからたくさんの人が観るべき・・・と思うのは私だけなのだろう)、私を含め、観客は数名。
5人もいたかどうか。
ほとんどがシニア男性だった。
しかも、みんな一人客(私もだ)。
二列に一人くらいの、贅沢な環境で観た。
あのシニア男性たちは、この映画を観て何を感じたのか、聞いてみたかった。

さてさて、「マザーテレサ」に引き続き、またしてもワンシーンから熱いモノがこみ上げてしまった。

『1975年 ミネソタ北部の鉱山で
初の女性を採用
1989年でも
男女比は30対1だった
この物語は実話に基づく
ミネソタ北部 1989年』

スクリーンに映し出される字幕と荒涼とした冬の鉱山風景。
ジワジワと体を凍てつかせる静かな説得力。
そう、この映画は、本当につい最近起きた事実に基づいている。
集団セクハラ訴訟を通して、女性への理不尽な出来事を突きつけている。

性犯罪被害者、DV被害者、シングルマザー。
主人公ジョージー・エイムズの人生が、この3つの言葉からいかに過酷なものか、観る前に具体的にどんなに過酷かを想像できた人は、そうそういないはず。
体験者でなければたぶんわからない過酷な状況を、
それをこの映画は、多くの人に実体験にとてもとても近い理解を観る者に与えようとしている。

シングルマザーの多くが、深刻なセクハラを受けていることが多々ある。
これは日々の相談対応の中からもはっきり言えることだ。
多くのシングルマザーが多かれ少なかれ、このような状況に立たされている。
しかし、映画で描かれているように、救済の手は薄くほとんどないかのように見える。
少なくとも、渦中の彼女たちにはそういった情報が得られていないことがほとんどだ。
どんなに辛い状況でも、それに負けないで自分で立ち上がらなければ、救済の手を掴む(もしくは切り開く)ことはできない。
過酷な状況で潰されかけた状況で立ち上がるには、どんなに力が必要か。
たった一人だったら、どうだろう。
正直、ほとんどの人はできないかもしれない。
しかし、それをやった女性がいる。
そして、そんな女性たちが世界中にいたからこそ、今、セクハラは社会問題として取り組まれているのだろう。

劇中、レイプシーンをはじめ、目を背けたくなるシーンがいくつかあった。
性暴力を仕事や活動で何度も対応しているにも関わらず、私は心底そういったシーンが苦手だ。
でもこの映画では、怒りを持ってしっかり観ることができた。
それは、性暴力の問題と背景を女性の視点でしっかりと見つめさせてくれた、監督ニキ・カーロと、主演のシャ−リーズ・セロンの力量のお陰だろう。
こんなことは初めてだった。
この映画は、とてもとてもとても女性の気持ちを理解し、何が問題なのかを驚くほど鮮明にわかりやすく観る者に指し示してくれている。
そして、人として、本当に人として揺るぎないしっかりとした力強い視点を持って描いている。

女性として、人として。
強さを、強くなれることを、明確に伝えてくれる映画だ。
人によっては辛い映画かもしれないが、多くの女性に観てもらいたい。

仙台では、2月3日(金)までMOVIX仙台&MOVIX利府で1日各1回上映中。
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by 1193ru | 2006-02-01 02:02 | MOVIE
数日前、「愛についてのキンゼイ・レポート」を見て来ました。
(同映画については、ビッグイシュー32号にも掲載されていますので、ご覧ください)

タイトルになっている「キンゼイ・レポート」とは、アメリカのインディアナ大学助教授アルフレッド・キンゼイ博士によって書かれたセックスに関する統計研究書です。
その内容は、全米1万8千人にも及ぶ人種や年齢・職業・性別を問わない膨大数の協力者たちのセックスに関する事柄を対面式で調査しまとめ上げたもので、1948年には男性版が、そしてその5年後には女性版を発刊。男性版が大センセーションを起こし学術書としては異例の20万部を売り上げる大ベストセラーになったものの、女性版は惨憺たる結果に・・・・。当時のアメリカは、まだ「女性の性」に対する差別や偏見、認められない風潮が強く、結果、キンゼイのその後の調査や研究、彼自身の人生も大きく変わってしまいました。

映画では、無類の昆虫好きのキンゼイが昆虫学者になり、大学で職を得、人生のパートナーと巡りあい、学生たちと関わって行く中で、「性」について何も語られていない状況に行き当たり、それならばと調査を始めます。
その後、調査の過程、書籍の発刊その反響を「愛」と「性」を軸に描かれています。

科学では測定不可能な「愛」と深く関わる「性」。
異性愛だけではなく同性愛にも目を向け分析した姿勢は、その当時の社会状況等を想像するに学者としてごくごく当たり前のことではなかったと思います。
ラスト近く、50歳代(?)の女性が同性愛だということで長年苦しみ、そしてキンゼイ・レポートを知り生きる勇気をもらったと告白する場面がありました。
キンゼイを前に「命の恩人です」と感謝する姿にとても感動しました。
言葉にしなくとも異性愛が当たり前という風潮や考えが、どんなに恐ろしく、そして同性愛の人たちを苦しめる差別や偏見になるのかを考えました。

門間@DIXIE SWING(MOLLY PASUTTI) 拝
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by 1193ru | 2005-09-03 11:30 | MOVIE
今日は、ちょっとお恥ずかしい話を。
実はここしばらく、マンガにはまっております。
大人のマンガ・・・・ではなく子ども路線爆裂のマンガです。
萬代書店やBook Off に通っては、ついついマンガを買ってしまう自分がいます。
(一般書店ではどこか気恥ずかしくて買えません。おかしいですね)
で、何にハマっているかと言うと、え〜っとぉ、笑わないでくださいね。
かなりヤバイ感じで「NARUTO」にハマっております。
で、ハマリついでに本日、映画を観て来てしまいました。

あっ!!一人ではありません。念のため。
平日の日中に三十路女が一人お子ちゃま向けアニメ映画に興じているのは、我ながらちょっと・・・・という気がしましたので、一人では行きませんでした。

「NARUTO」は、忍者モノのマンガで友情がテーマです(たぶん)。
「うずまきナルト」、「はたけかかし」、「春野サクラ」など、ちょっとオヤジが入ったような寒いキャラネームにもかかわらず、おもしろくって、おもしろくって・・・・。
主人公うずまきナルトは、名前からして予想がつきますが、無類のラーメン好き。
ちなみに、本日の映画のクレジットには、「横浜ラーメン博物館」がありました。
なんでかな。

それはさておき、このマンガ。
私のような「人権系市民活動萌え熱血中年独身女性」にとって、たまらないポイントがあります。
それは、主人公ナルトが、何があってもとにかくがむしゃら仲間思い、というところ。
本日の映画の中でも、会ったばかりの相手をすぐに仲間と言い切るところはちょっと気にかかるものの、「これ以上、もう仲間を失いたくねぇんだってばよー!!」と叫ぶシーンに、グッときてしまいました。

ホント、同感なのです。
人は独りで生きられないものだし、多くの人の中で育て・生かされるもの。
だからこそ、私は仲間が大切でしかたがないのです。
でも、出会いがあれば別れもあるように(ずーっと続くことも多々ありますが)、仲間とはいろいろな別れがあり、口惜しいことに永遠の別れも何度か経験します。
一時でも活動を共にした仲間の心や体が傷付くこと、その上、魂までも失ってしまうようなことは、もうイヤなのです。
絶対、なんとかしたいのです。

なので、主人公ナルトが、画面一杯に「仲間を失いたくねぇんだってばよー!!」と叫ぶたびに、「そーなのよっ!!同感なのよっ!!私も頑張るわーっ!!!」と心の中で仁王立ちになって叫んでしまいます。
(あくまでも心の中です。そんな行動は公衆の面前ではしませんので、ご安心を)

ということでマンガ「NARUTO」。
まだまだ当分、super個人的にブレイクは止まりそうもありません。

門間@ビバ★ロック(ORANGE RANGE)拝
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by 1193ru | 2005-08-22 23:59 | MOVIE