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by 1193ru
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長々と

うちの父上は、非常に用心深い。
心当たりのない宅配便を受け取ったら何十万だか何百万だか請求が来た、というトラブルが続出しているということを、最近テレビで見て以来、宅配便は全て受け取り拒否をするようになった。
友人知人からの贈り物や宅配便を使って送られて来る書類等、ぜーんぶ受け取り拒否をしてしまうものだから、ここしばらく帰宅すると宅配便屋さんへ謝罪と再配送のお願いの電話をかけるのが日課になっている。
何度も父に間違って受け取っても見に覚えのないものであれば返せるし、そのような請求がきても退けることができると説明したけど、頑に受け取り拒否をする。
そして、今朝も私は宅配便屋さんへ電話をしなくちゃならない。
いつまで続くのかなぁ〜。
これから年末にやってくるお歳暮シーズンを思うと頭が痛い。

さて、今朝の仙台は曇り。
曇りと言っても鳥たちのさえずりが響き、たわわに実った稲穂を連想させるような明るくやさしい黄金色の溶けた大気の朝だ。
困ったちゃんの父は、早朝から撮影旅行へ賑やかに出かけて行った。
再び静寂を取り戻した家で、ひとりPCに向かっている。
こういう時間が、とてもホッとする。

先日の東野圭吾さんの「容疑者xの献身」に引き続き、「ガリレオ探偵」を読んでいる。
相談対応の合間の気持ちの切り替えにとても役立っている。楽しくてしょうがない。
たぶん、この手の本を読む事は相談対応とは違う部分の脳を使うのだと思う。
この楽しさは、とても新鮮だ。

相談対応と言えば、昨晩も契約更新をしないかとまたまた強くお誘いをいただいた。
ありがたいことだと思う。私のような一介の相談員にこうして何度もお声がけくださるなんて、本当にありがたいことだ。感謝のしようがない程、ありがたいことだと思う。
それでも、人でなしの私は断り続ける。端からみたらホント人でなしだ。
行く当てなどないし、できれば現場を離れたくないという強い本音がありながら、やっぱりどうしてもというある理由があって相談室を辞めることに決めている。
公的相談機関の相談員の待遇の低さ(大人一人が生活していける待遇ではない)も理由の一つではあるけれど、やはりそれよりも大きな理由がある。
それは、小さな相談室であればある程相談員同士の信頼関係というか相性が非常に大切になるということだ。
幸い、私は今の相談室でこれ以上ないという程すばらしい相方に恵まれ、お陰で相談員同士の関係に起因するストレスというものを抱えることは一切なく数年間やってくることができた。うちの相談室のこの状況は本来当たり前なこととと思っていたけれど、いろいろな相談機関に関わっているとそうではないことが見えて来る。
相談員同士の関係がストレスを抱えるものになるということは、相談者の方に影響が少なからず出てしまう。市内県内の相談員さんの相談対応もしているが、こういう話が絶えず出て来る。
来春、相方は契約規定で更新がもうできない。
私一人が残ることで、このような状況が出てしまうことが容易に予想される。
というのは、私が残るとなると次にお迎えするのは今の相方と同じ50歳代の相談員さんとなる(相談者の年齢幅を考慮して、相談員は30歳代と50歳代を配置することが望ましいと当室ではここ数年考えるようになってきているため)。
30歳代の見た目チャラチャラしたオネーチャン相談員は、どうしても数年前から相談室にいるわけだから何かと勝手を知っている。
後から来た50歳代の方は、何かにつけてこのチャラチャラしたオネーチャン相談員に教えてもらわなくてはならないことがいろいろ出て来る。
この状況、字面で見る程甘くはない。
人生の酸いも甘いも知り尽くし、支援職についてもいろいろな学びを経てきた50歳代の方が、私のような行き遅れた小姑と日々タッグを組み続けるのは、相当の人格者の方でも至難の業だろうと簡単に想像がつく。
今の相方は、本当に、本当によくできた方だったから、私のような相談員といいあんばいの距離感で快適な関係を継続して保ってくださったのだと思う。
でも、次もこういくかと考えると、かなり難しい。
世の中そんなにそんなに甘くはないのだ。

人はそれぞれ定規を持っていて、知らず知らずそれを自分に当て、周囲の人に当て、「測る」ということをしている。
それがどんなにその人の幸せやら可能性やらいろいろなプラスのことを阻む行為かということを、あまり考えずにやってしまっている。
定規を当てた相手が、思いのほか小さかったり大きかったり測りきれないような形だったとしたら…というかようするにどんな大きさや形であれ、人と比べるようなことをしたらその時点で、相談の現場という人様の一番大切でデリケートな部分に触れるようなところではお互いに安心してタッグは組めないだろうな。
私はここ10年弱、こういう現場にいてこれを強く感じるようになった。

仙台だけではない、関わっている現場のほとんどで私は最年少支援者だ。
残念ながらここ何年もその状況は変わっていない。
講師としてもたぶんかなり若い方だと思う。
なので、たいがいどの現場でも初顔合わせの時は、あのなんとも言えない値踏みというか物差しで測られるということをされる。
(それが原因で「早く50歳代になりたい」というのが口癖になってしまった時期がある)
値踏みされても講演や相談対応が始まってしまえば、もう測られたりすることはないし、こちらもそんなことは気にしていられない。
他機関での仕事は一時のものだから、「実働を見て頂く」ということでいい関係を作ることが比較的しやすいのだと思う。

でもだ。

相談室で毎日何時間も顔を会わせる間柄となると少々話は変わって来る。
何度も何度も物差しが出て来るだろうし、鈍感な私でもそれは察知するに至るだろう。
「年齢」「見た目」というのは、意外に大きいものだ。
最悪の場合、日を減る毎に物差しを当てる箇所が多くなり、何もかも測り出すようなことになってしまうだろう。
「実働」を見たら見たで、それすらまた物差しを当てる対象になってしまうようにも思う。
こんな状況では、相談者の不利益が大きすぎる。

私が所属している相談機関は、現在複数ある。
複数の相談機関、できれば民間と公的機関の両方に所属しながら仕事をしていくことが、機関相互の連携や相談者の問題解決にも理想的のように感じる。
なので、正直、来春相談室を辞めることは残念極まりない。
それでも、相談者の利益ということを最優先に考えるならば、相談員同士のタッグが組めるかどうかというのは非常に大きいことで、不協和音を想像するのがこれほどまでに容易い状況では、やっぱり辞めるという選択が一番だと確信が強まる。
何度も何度も、回数も時間もかけて相方と相談してきての結論だ。
なので、私は来春の契約更新はしないことにした。
いろんな考え方があることは知っていても、そう決めた。

さて、タッグと言えば、今日は午後から大先輩と二人で掛け合い漫才のような話を当事者の方たちにする。
これは月に1回の講座内でしていることで、今回で3回目になる。
毎回、大先輩の胸を借りながら、やりたい放題させてもらっている。
何年もかけて培った大先輩との信頼関係が、「講座」という形になってご参加の方の役立つのは、実はすごくとてもうれしい。
毎回、全力を尽くして、ご参加の方、大先輩、裏方で支え続けてくれる大先輩方に向き合えることが、とてもありがたいことだと感じている。

あぁ、夕べ掘さんにお会いしたせいだな。
朝からずいぶんと語っちゃった。
堀さんときっともっと話したくてウズウズしている私がいる。
あれだけ時間をご一緒しておきながら、それでもまだ話したいことがいっぱいある欲張りな自分がいて、笑っちゃう。
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by 1193ru | 2008-10-18 08:18 | モロモロ