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by 1193ru
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神秘的な力

弘前では、雪が降ったりやんだり。
傘を買おうと思っても、プチ吹雪の中を歩くのが楽しくて、結局買わず終い。
気温が低くて、雪は「パラパラ」状態で、コートを濡らすこともなかった。
北国の雪は、美しい。
雪を堪能する者に、どこまでも冷たくドライで、そして、美しい。

弘前城に向かう途中、元弘前銀行の美しい洋館を眺めた。
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そして、弘前城。
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公園内に点在する各門等の近くには、赤い看板が必ずあった。
「落雷注意」
ふ〜ん、広い公園だから落雷が多いのね、と一人納得していたら、どれも
「落雪注意」
の読み違え。
見上げれば、瓦から今にも落ちそうに雪がしだれてきている。

どこまでも真っ白。
何百年と生い茂る、松や桜の巨木。
たくさんの木々には、雪がこいがされていた。
これまで何百回も雪を経験し、行き交う人を見つめ、弘前の空を仰いできた巨木を見上げていたら、人の寿命のなんとまぁ短いことだろう、とあっけらかんと思った次第。

弘前城でも感じたのは、三年前の三内丸山遺跡ほどではないけれども、強いとても強いパワー。
たぶん、津軽という場所は、並々ならない不思議な磁力を持った土地なのだろうなぁ。
夏に行った神戸の神社の一角でも感じたけど、宿る神の違いなのか、それぞれの土地で感覚は異なる。でも、どこもすごいパワーがある。
仙台では、なかなか感じない感覚だ。

雪の中を延々歩き、弘前城公園を出て、石場家住宅へ。
ここは、かの司馬遼太郎さんの本にも出てくる、国の重要文化財指定になっている住宅。
今も石場家の方々が、居住し、商店を営んでいる。
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まきがいろりにくべられ、室内はもうもうと煙い。
その煙の中に、ほのぐらい灯りがひとつ、ふたつ、みっつ・・・・
神秘的な風景が、建物中に広がっている。
土間から座敷を撮影させていただいた。
天井の梁には、真っ黒なすすが垂れ下がり、カーテンのようだった。
その下では、またまきがくべられる。
青森美人のおかあさんと話をしていたら、自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。
とても不思議なところ。
建物自体がタイムマシーンのような、時間の流れが神秘的なところだった。
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by 1193ru | 2007-12-07 06:35 | モロモロ