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by 1193ru
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赤ちゃんと

喉から胸にかけて、実体のない何かがゴロッと詰まってて、苦しい。
腰痛の激痛は、とってもリアリティのある痛みで、痛いことで生きている実感を私に与える。
でも、この喉から胸へのつっかえ。息ができているけど、息ができない窒息しそうなつっかえ感は、なんだかリアリティの欠けるとても抽象的な感じがする。

今日も相談室は、大忙し。
面接相談に来た相談者は、なぜかみなさん乳幼児連れで、相談者の隣りで大泣きするため、相談室と担当課は大騒ぎになった。
相談対応を先輩に代わってもらい、赤ちゃんを抱っこして廊下に出た。
抱っこして、ゆらゆら揺れながら、高層階から赤ちゃんと風景を楽しむ。
小声でゆっくりと話しかけ、赤ちゃんとしばし会話する。
しばらくすると、ずっしりと重みが増す。
小さな寝息が聞こえ始める。

どの子も、悩みを抱えた親を案じているのだろう。
親の傍にいる時は、泣くに泣けない親に代わってなのか大泣きする。
親の悩みが解決するまで、きっと代わりに泣き続けるのだろう。
ぎゃーん、ぎゃーんと、まるで悲鳴のように泣き続ける。
親のこころの悲鳴は、きっとこんな音なのだろうな。
ぎゃーん、ぎゃーん、ぎゃーん、ぎゃーん。

一生懸命泣いているのを邪魔してごめんね、と抱き上げる。
親から離れ一旦抱っこされると、魔法が解けたように、静かになってすとんと眠りに落ちていく。
すーすーと続く寝息は、人を安心させる力があるようだ。
寝た子を抱っこしながら、仙台の街並みを見下ろしていると、すーっとこころが穏やかになっていく。

しばらくして、相談を終えた相談者に赤ちゃんをお返しし、「バイバイ」する。
相談室を出ていく親子の後ろ姿を見ていたら、胸に痛みに似たつっかえを感じた。

只今、21時過ぎ。
その感覚が未だに続いている。
考えないようにしていたけど、赤ちゃんを抱っこしながらついついいろいろと深く考え過ぎてしまったようだ。
その余韻が、こんな形でからだに残ったのだと思う。

相談者のうしろにいる子ども。
実は、相談対応をしながらいつもその子たちが気になっている。

あぁ、胸のつかえが痛苦しい。

明日は、神戸。
たぶん、この痛苦しさは、このままずっと私の中にあり続けるのだろうな。
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by 1193ru | 2007-08-23 21:41 | モロモロ