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by 1193ru
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梅を処理する

知り合いからいただいた梅の実を、昨晩ざっくり洗って一晩水に漬けあくを取った。
今日は、家事や外出の合間に梅の実の処理をした。
実のくぼみにそってぐるっと一周、切れ目を入れる。
まな板の上で木べらを使ってグッと実を押すと、綺麗に半分に割れ種が取り出せる。
約1kgそんな処理をして、砂糖で揉んで漬け込んだ。
残りの約1kgは梅干しにすべく、塩で揉んで漬け込んだ。

いただいた梅の実がどんなところでなっていたのかを想像し、それを摘んでくれた知り合いの顔や様子を思い浮かべ、淡々と手を動かす。
おいしくなってねと、気持ちを込めながら漬け込む。

こういう手仕事が、とても好き。
秋に栗の実を処理して煮漬けるのも、
晩秋にリンゴを煮込むのも、
初冬にキンカンを処理して煮漬けるのも、
晩秋に小豆をはじめ豆類を煮込むのも、
どれもこれもとても大好きな作業と時間。
ほっこりとうれしくなる。
感謝の気持ちがじわっとわいてくる。
あったかいしあわせを感じる。

土曜日、某カウンセラー協会主催の塩沼亮潤さんの講演に行って来た。
塩沼さんは、秋保のお坊さん。
なんでも前人未踏(?)というか現在日本ではたぶん塩沼さんただ一人という複数の荒行を修めた方。
生い立ちから、修行のこと、お寺のこと、人間関係のこと、いろいろなお話をうかがったのだけれども、そうだな、え〜っと、そう、梅の実を処理していたら、そのお話がどんどん何枚もの自分のフィルターを通って、たぶん自分に一番必要と思われる言葉がころんとひとつだけ残った。

こころをこめて生きる

最近、相談対応をしていて相談員としてではなく、一人の人間として生き方を突きつけられているような気がしていた。
陸の端っこで、当たり前に陸なんだけれども、何かこう細い尖った尾根を全身全霊張りつめながら歩いている感じがずっとしていた。
右にも左にもバランスを崩したらもう終わり、そんな気持ちでいた。
なんとか歩いていれば、きっといつかひろい原っぱとかホッとして腰を落ち着ける場所が見えるのではないかと、それまではなんとしてでも歩かなくてはと、そんな気持ちで五感・六感全てを鋭い刃物で突きつけられるような、そんな感じが続いていた。

こころをこめて生きる

この言葉が、私にとって原っぱなのだろう思った。
これからもずっと存在意義を、生き方を突きつけられながら生きる人生が続くのだと思う。
それは、相手という姿をした自分がずっと突きつけて行くのだけれども、そんな時、きっと私の支えになるのは、「こころをこめて生きる」という姿勢であり、その姿勢こそが私の落ち着ける場所になるのだろうな。

梅の実は、昨晩水に漬けた時よりもほんのりとピンクがかっている。
梅の実ひとつひとつが、まあるい笑顔に見えてくる。

ひとつひとつ大きさも形も色も異なる梅の実を見つめながら、こんなことを思った。
いい日曜日だったなぁ。
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by 1193ru | 2007-07-01 22:04 | モロモロ