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by 1193ru
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読書に夢中

エレン・バス+ローラ・デイビスの「生きる勇気と癒す力」という本をご存じでしょうか?
性暴力サバイバーの膨大なコメントを収録し、詳細な回復過程を書いた本で、とっても分厚い本です。
全てのサバイバー(性別にとらわれず)に、ぜひ読んでいただきたい一冊なのですが、援助者にもお勧めの一冊です。

私は今、この本に夢中です。

まず、読みやすい文体なので、理解が進み易いです。「心的外傷と回復」のように、難解な文章を読むのはホント大変(同書は専門家向け専門書なのでしかたがない部分もありますが・・・)。
「生きる力と癒す力」は、サバイバーが読むには、ぴったりの文体だと思います。わかり易く、収録されているさまざまな試みを試してみ易いのです。
もちろん、膨大なサバイバーのコメントは、サバイバーが読むには辛いことが多いとは思うのですが、その辛さは相談窓口やカウンセリングで整理をしていただきつつご自分のペースで無理せずにお読みになるといいのではないかと思います。

随所に「文章を書く」ということが書かれています。
自分の体験や気持ちを安心できる場所で信頼している人へ言葉にして話すことは、回復にとても有効だけれども、でも、いつもいつもそういう場面設定ができるではなし。
そんな時に、一人で場所と時間を問わず(多少の厳選は必要だけれども)できる「文章を書く」という作業の回復への有効性をあらためて実感しました。
今まで私はクライエントに、「結婚年表」や「被害によってできなくなったこと」、「私のホッとするリスト」「将来年表」ほか、クライエントの状況に合わせていろいろな「書き出し」作業をお勧めすることがありました。
本書の「文章を書く」ということは、今までの「書き出し」にプラスできることが多々あり、とても参考になりました。

ブログで何度かレジリエンスの「傷ついたあなたへ」という本を紹介していますが、この「生きる勇気と癒す力」と平行して読むと、回復へ必要な作業の幅も厚みもとてもよく見えてくるように感じました。

持ち歩くには厚すぎる本ですが、今日も本書を片手に出かけて来ます♪
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by 1193ru | 2007-05-29 08:44 | DV