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by 1193ru
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伝えたいこと

昨日もそうだった。
DV被害女性からの相談内容はいろいろあるけれども、その中のひとつでとてもせつなくなることがある。
それは、「DV被害について周囲の人が理解をしてくれない故の二次被害の辛さ・苦しさ」。
だから、被害者は、誰かにわかってもらいたくて、周囲の人にどう伝えたらわかってもらえるかのヒントを掴みたくて、辛さや苦しさを抱えながら必死の思いで相談窓口の扉をたたく。
電話相談には、地元仙台や宮城県内だけではなく、県外、そして国外からも電話がくる。
それほど、苦しいのだ。
それほど、わかって欲しいのだ。

昨日もそうだった。
遠方からの電話相談。
彼女がはるばる仙台まで電話を寄こした気持ちや状況を想像すると、熱く激しい思いが胸にこみ上げた。

「もっとDVが衆知されればいいのに」と思っていたのは過去。
今は、「もっとDVについて語ろう・伝えよう」と思っている。

身近な女性に暴力を振るっている男性の話なのだが、その男性、職場等では率先してお茶煎れや片付けをしていると言う。
とても高齢の女性が「あらあら、男性にお茶を煎れていただくなんて・・」と言ったところ、「お茶を煎れるのに、男も女もありませんよ。気づいた人がやればいいんですよ」と応えた。
そして、その男性の好感度は一挙にUP。
これは、ある一人の人の話ではない。
すごく多いのだ。こういうことが。
暴力を振るう男性の二面性には、いつも驚かせられる。
その二面性は、とんでもなく巧妙で、被害女性を含むごくごく数人にしか見えないことがほとんどだ。
かくして、周囲の人が「DV被害」を理解できない構図のある側面が強化される。

そんな状況が多い世の中で、DVについて語ろう・行動しようとすると、とんでもない攻撃にさらされることがある。

昨日、いいことを聴いた。
「そういうことをする人は、そういう相手だということさ。そんなことやそんな相手には、関わらない。関わらず、争わず。自分のことを淡々とやっていけばいいのさ」
そうか、そうかと納得。
攻撃されたら対応するけれども、まずは関わらないことね、なるほど。
対応する側としては、そういう立ち方もありだな。
よし!今日もしっかり立つゾ!

今日もしっかりと被害女性と向き合ってこよう。
私だけではなく、そう思って現場に出ている人がたくさんいることを彼女たちへ伝えよう。

あなたはひとりじゃないよ。
あなたの痛みや苦しみに寄り添い、
あなたのDV被害を聴き、傷のおてあてをあなたと一緒にする人は、世の中にたくさんいるよ。
だから、ひとりじゃないからね。
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by 1193ru | 2007-05-09 06:23 | DV