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by 1193ru
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失敗をくり返さないために

昨日は、今年最初の講演日。
午前の相談対応が終わった後、某官庁でDVの講演をした。
正直、上手くいかなかった。
お金をいただいて、DVの専門家としてうかがったにも関わらず、失敗した。
敗因はいくつもあるけれど、とにかく先方との連携不足だと思う。
これも一重に私の詰めの甘さだ。

依頼があったのは昨年。
どこの講演もだけれども、事前に必ず打ち合わせをするのが当たり前。
今回も打ち合わせをお願いしたが、「年明けにしましょう」の一言で昨年中はしないでしまった。
年が明け、担当者からの連絡を待つもさっぱり来ない。
さすがにしびれを切らして連絡を入れたけど、打ち合わせはなかった。
ただ「いつも通りでお願いします」ということで、引き受けてしまった。

何がいつも通りだ!
確かに、こちらでは既に何度も講演をさせていただいていたが、今までとは全く違う受講生層、会場作りだった。
それを知ったのは、直前2分前。
会場前の廊下まで行って、悟った。
「いつもと雰囲気が違う」
もう後の血祭り。
後悔先に立たず。
そこには、円卓会議よろしく、コの字型に30歳代から40歳代の役職就き(中にはすごく若い方もいたのでキャリアの方もいただろう)の皆様が整然といた。
それだけで、ガクッときた。
「話が違う」
始まる前に、数年前に出した私の職務経歴のようなプロフが読み上げられた。
そんなのを先だって読むなんて聞いていない。
「話が違う」

おーい!話が全然違うじゃないの!

話始めてみたものの、手応えなし。
ほとんどの方は、鋭い視線でにらんでいるし、中には若い男女(キャリア?)が私の作っていったレジュメに何か書いてお手紙交換よろしく見せ合いっこをしている。
コの字型の状態で、だ。
丸見えになっていることくらいわからないのだろうか?

そんな暴挙というか、今時小学生でも授業時間にしないようなことを平気でされた。
でも、それも一重に私の講座が退屈きわまりないものだったからだろう。
その男女はチロチロと私を見ながらやっていたので、たぶん、私のことを書いていたのだと思う。
えらく感じが悪かった。

2日間の職員研修とのことで、これまた直前にわかったことだが、外部講師は私だけだった。ほかは中央からやってきたあるカリスマ職員によるケース検討という時間だったらしい。研修の中の私の講座の位置付けもよくわからなかった。

どれもこれも、事前の情報収集力のなさ。
身から出た錆だ。
自分をすごく呪った。

この講座には、相談対応の現場を持つ担当課の係長や課長が参加していたと聞く。
国家公務員のそのような方々に講義をする機会はそうそうない。
しっかり当事者の声を伝えるまたとない機会を、私は自分の詰めの甘さでふいにしてしまったのだ。
悔やむ。
でも、やってしまったこと、終わったこと、要するに過去は変えられない。

帰り道、独り言が止まらなかった。
敗因は何か。
一重に「詰めの甘さ」と言っても、何がどう甘かったのか。
そうならないために、次回からは何をどのようにしたらいいのか。
昔、IIHOEというNPOや日本財団で叩き込まれた問題解決法を思い出しながら、それにしたがって整理をした。
頭の中だけではしっかり自分にたたき込めない。
端から見たら変な人だったろう。
早足で歩きながら、声に出して(といっても小声だけど)整理した。

失敗をくり返さない。
何もかも、この人生だって同じ瞬間は二度とはないのだから。
昨日、私は失敗した。
でも、今日からの私は違う。
もう、講演で昨日のような失敗はしない。
現場の声を伝えるために、もっともっと貪欲に、とことん手を抜かず妥協せずに、やる。

来月もその官庁で講演をする。
先方には申し訳ないが、打ち合わせをしっかりとさせていただく。
それが、私が私の現場や先方に対する責任をきちんと果たすために必要なことだから。
同じ講座というのはありえない。
日時や受講生が変われば、同じではないのだ。

私は、本当にたまたまだけれども、DVの現場で活動し、このような機会を与えられている。
その責任は、とても重い。
もっと、もっと、しっかりやる。
万全を尽くし、全力を尽くす。
でないと、情けなくて現場に戻れない。
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by 1193ru | 2007-01-19 06:36 | DV