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by 1193ru
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映画「トンマッコルへようこそ」

昨夕、大雨の雨宿りもかねて、会議の合間に時間ができたので映画「トンマッコルへようこそ」を観てきました。
実は、ほとんど韓国映画を観ない私。あの「冬ソナ」あたりの韓流の盛り上がりに引いてしまい、ほとんど観なくなってしまいました。
以前は好きな監督が何人もいたのに・・・・
ということで、久々の韓国映画。
でも、音楽は日本の久石譲氏。
どんな映画になっているのか、ワクワクしながら、土砂降りの中、仙台フォーラムへ走りました。

この土砂降りが、すでに映画の始まりだったのかもしれません。
ギリギリに映画館に着き、席を温める間もなく上映。
あっという間に秘境トンマッコルの自然に包まれました。
どこまでも水色で美しい空と豊かな緑の大地。
そこに住む人々の淡くやさしい色合いの装束。
対照的に、いかめしい軍服を着た6人の兵士。
トンマッコルの村民は、唯一「学識者」の寺子屋の先生以外は銃も手榴弾も軍隊も戦争も知りません。
なので、銃を突きつけられようが、手榴弾を見せられようが、
「あの人たち、何怒鳴ってるんだ?」
とひとこと。
銃や手榴弾を使った暴力に対する脅迫・支配も、畑を荒らす猪をどう退治するかという大問題の前にはただただ無力なのでした〜(笑)
このシーン、考えさせられました。
なるほどな、と。
考えることが山積みの今日この頃、このシーンは、どうもそれらに一石を投じるものがあるように感じました。
それから、軍人のひとりが村長に尋ねるシーンも考えさせらるシーンのひとつ。
軍人が「あなたは力を使わずに村人を上手くまとめている。どうやっているのか?」みたいな質問をします。
すると村長は「たくさん食わせる」とひとこと。
村人が衣食住に満足することで不要な欲に走らず、心身安定したしあわせで豊かな毎日を過ごせる。長たるものは、衣食住を村民にしっかり与えることで村人をしあわせにしまとめているというわけらしい。
なるほど、なるほど。
力や支配じゃない、リーダー力。
それから、メインキャストのひとりの女の子は、知的しょうがい者役なのだが、この村での彼女の存在も考えさせられるところがありました。

憲法9条改憲、教育基本法、愛国心等。
日々、考え行動しないとならないことがいっぱいあります。
私は、確かにある意味衣食住に足りているけれど、こころの安定はまだまだ当分得られそうもないように感じます。
この映画は、そんな私に気づかせてくれるものがとても多いのです。

人間のしあわせは、とてもシンプル。
ここまで世の中、大きく複雑化してしまうと一筋縄ではいかないけれど、でも、本当はしあわせはシンプルなのだと、あらためて思います。

外に出ると、更に激しい土砂降りでした。
それでも、傘をさして水たまりを避けながら走る私は、何かとてもしあわせですこしばかり勇気と力強さを得ていました。
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by 1193ru | 2006-11-21 08:44 | MOVIE