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by 1193ru
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老い

家人が体調を崩す。
年齢とともにあることなので、受け入れる。
自分のできることを尽くす。
それは有形無形のできることを尽くす。
時間とともに、多くの手を借りて快方に向かえばそれで良し。
そう思う。

でも、そればかりでは話は終わらない。
「老い」とはなんと多様なのだろうか。

親の今の姿に、容姿ではなくその言動やこころに、私の知っている親の姿が見あたらないのはなぜなのだろうか。
「老い」が、すべてを消し去ってしまうのだろうか。
私に伝えてくれたことの何もかもが、今の彼らの中に見あたらない。
子どもとして、本当に辛い。

家人が体調を崩すと、辛さを喚起する場面が増える。
とても、残念だ。

夜、家人が寝静まった頃、独り考える。

「老い」が奪ったのか。
それとももともとその芽があったのか。
私が見聞きし触れなじんだものが幻だったのか。
どれも当てはまらないのかもしれない。
そんな風に考えるようになる程、私の親は変わってしまった。

いや、子どもの私には見えなかっただけのことかもしれない。
大人となり、親との距離を自分の思いのままにコントロールできるようになったからこそ、見えてきたのかもしれない。

きっと「老い」の良さもたぶんにあるのだろうね。
でも、今の私にはその良さがまだわからない。
目の前で変化してゆく親の姿が、私には辛い。

時間とともに見える景色も変わるだろう。
その時にささやかな希望をたくし、親に向かう。
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by 1193ru | 2006-08-26 11:25 | モロモロ