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by 1193ru
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母たちの村

今朝、やっと「母たちの村」を観てきました。
さんざんブログで紹介していながら、上映期間の終わりギリギリになってやっとです。
我ながら遅すぎですね。

「母たちの村」は、明日までチネ・ラヴィータで上映しています。
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アフリカ映画の父・巨匠ウスマン・センベーヌの、故郷アフリカに対する深い愛情とその思いとは裏腹の悪しき風習に対する強烈な怒り・批判が、揺るぎない品格を持って描かれています。
女性性器切除=割礼や掟を破った者の顛末=虐殺など、残酷な出来事を織り交ぜながらも、その残忍なシーンを直接的に映像で見せない工夫、しかし、それ故にその残酷さ・残忍さが我が身に降りかかったかのように、観る者に迫る表現方法は、日本映画の巨匠・小津安二郎と似ていると感じたのは私だけでしょうか。
初期のヒッチ・コックのセンスにも通じつつ、しかし、その映像は限りなくカラフルで美しいアフリカンカラー・・・・・。
2時間という間、砂浜に寄せる波のように静かに時に荒々しく、引き潮の如く強く逃れられない引力を持って、何度も観る者が自らの立場を問い正し続ける作品だと思いました。
登場人物の気持ちの変化は、それぞれのキャラクターに合わせ、まちまちです。登場人物の中に自分の姿があることを感じました。
たぶん、ご覧になった方はそうだったのではないでしょうか?
伝統、習慣、掟に疑問を持たずに従ってしまう、疑問を持ちつつも社会からはずれないようにと従ってしまう、メンツや建前で自分の意思とは異なる行動を選び愛する者を傷つけてしまう、ある人の勇気や想いにふれ変容していく・・・・・・

最後、雪崩の如くひとつの形となって立ち現れてゆく女性たちの想い・・・・それはそれは強烈でした。

お昼過ぎ、出勤。
夕方は「ビッグイシュー」のベンダー&ソサイエティ会議へ出席。
22時過ぎに帰宅しました。

これから再度「母たちの村」について考えてから寝ようと思います。
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by 1193ru | 2006-07-06 23:14 | MOVIE