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by 1193ru
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理解できない人

少し前、某官庁の方と同席することがあった。
その人は、私がNPOで何をやっているのか知っている風だった。
(あくまでも風、どうせ知るわけない)
もちろん、今の仕事についてはご存じの方だ。

「いやいやいやいやぁ〜、かの有名な○藤○夫さんの△△△センターにいらっしゃったんですってね〜。いやいやいやいやぁ〜、こんな身近にこんな凄い人がいるとは、いやいやいやいやぁ〜、私の仕事もこれで安泰ですなぁ〜。いやいやいやいやぁ〜、よろしくねぇ〜」
(何が安泰なのか意味不明。ちなみに私は凄くもなんともない、肩書きのひとつも持たないただの37歳のフリーランサーだ)

「いやいやいやいやぁ〜、NPOでは何か重職についているのぉ?」
(「重職」って何ですかねぇ。代表とか理事とかそういうことなのだろうか。NPOでは役職ではなく、何をミッションとしてどんな活動をしているのかが大切なんじゃなかろうか?活動については全く質問してこなかった。興味ないのだろうな)

「今の仕事でですね培った技術を生かしてですねNPOを立ち上げて、●●●相談室を受託して欲しいんだよねぇ〜。いやいやいやいやぁ〜、それが行政との協働ってことですよ。あなただったらわかるよねぇ〜〜〜」
(私が「今の仕事」についたのは、NPOで培ったスキルを買われたのだ。何を言っているんだかこの方。それと何の権限も根拠もなくして「受託して欲しい」とは何なのか。受託のためにNPOを立ち上げるなんて、NPOを何だと思ってるんざんしょ)

・・・一言も口をきかない私を前にしゃべるしゃべる。
一体、この方、何を言いたいのかさっぱりわからない。
NPOが官庁の既存業務を受託すれば協働なのか?
私には理解できない。

●●●相談室とは、公的相談窓口。公的だからこそできることがいろいろある。
弁護士会から弁護士を定期的に派遣してもらうなんて、(派遣費用が高額なので)公的窓口だからできるわけだ。
それから、相談者にとっては民間と行政、両方に相談窓口がある方が、いろいろなところで相談できるというメリットがある。
委託・受託といっても公的相談室ということは変わらないのでしょうけどね。
どうせ、人件費・運営費をう〜んと減らしてやらせるのが目に見えているし、なんでもかんでも指定管理者制度を導入すれば、民官協働だと思っているその方のお考えに、
私は、私は、私は、あごがはずれるかと心配するくらい驚愕した。

この方の発言を、少し離れた席にいたほかのみなさんにも聴いて欲しかった。
同じ官僚としてどうお考えなのか、聴いてみたかった・・・。

こういう方を相手に協働を進めなくてはならない民間の方たちは、大変だろうな。

でも、官僚の方がみんながみんなこの方のようではないのが救いだ。
NPOについて熱く語る官僚の方々もその場に複数いた。
その方たちと話していたら、とても面白かった。
官僚として仕事でNPOと関わりつつも、プライベートでは個人で、家族で、NPOで活動している方たちだった。

わかりあえない人は当たり前にいっぱいいる。
前はそういう人にもわかって欲しいと思っていたけれど、最近はわからない人はわかんないのだろうな、と諦めではなく割り切って思うようになった。
こちらとしては、そういう官僚の方とも程々に付き合いつつ、自分たちのミッションを遂行するだけなのだ。

私たちは、当事者主権。
官僚や行政のために活動をしているのではないのだよ。
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by 1193ru | 2006-04-20 09:06 | NGO/NPO