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by 1193ru
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おしゃべり

雨の中、広報用に使うビッグイシューが欲しくてベンダーさんを探した。
でも、残念ながら、会えずじまい。
こんな天気だから仕方がない。
近くに誰か雨宿りをしているベンダーさんがいないかな・・・そんな気持ちもあって、電話連絡が取れるベンダーさんへ電話をした。

そのベンダーさんも雨のため今日は休んでいると言う。
でも、ぼんやりしているのも何だからとわざわざ街中まで出てきてくれた。
ありがたい。

待ち合わせの場所に行ったら、すでにベンダーさんは到着していた。
雨の中待たせてしまってごめんなさい。
挨拶も早々にお願いしていたビッグイシューを購入。
ベンダーさんは時間があるとのことだったので、営業に付き合ってもらった。
営業先で先ほど購入したビッグイシューを先方に差し上げ、説明する。
小一時間もお話させていただいて、ビッグイシューを知ってもらった。
忙しいなかわざわざ時間を割いて話を聴いてくれただけではなく、心温まるお言葉まで頂戴して、本当にうれしかった。

その後、雨の中ベンダーさんとお茶でもしようとカフェに入ろうとした。
すると彼がポケットに手を入れてゴソゴソやり始めた。

「門間さん、ごめんな。知らなかった。いつもあんたいっぱい買ってくれるから、うれしいなぁ〜ってしか思ってなかったよ。こんな風にいっつも自分でお金出して買った雑誌を持って営業してくれてたのかい?ごめんな。俺達みたいなプータローのために・・・・。このお金返すよ。受け取れないよ・・・・」

あぁ、しまった!!やってしまった!!
そんなことをとっさに思ったけれど、もう遅かった。
彼の手のひらには先ほど支払ったお金があった。

一呼吸おいて、そのお金でお茶をしようと提案したら、ベンダーさんはにっこり笑って応じてくれた。
本当に申し訳なかった。
雨の中でてきてくれた上に気を使わせてしまった。
本当は売り上げになるはずのお金を使わせてしまった。

ソサイエティでの自分の立場を考えたら、情けない・・・・・。

カフェで一時間半、彼と話した。
とっても楽しかった。
時間とお金を使わせた上に、元気までもらってしまった。
あぁ、本当にまいったな。
苦笑しちゃうよ。

父親の年齢にほど近いベンダーさんは、いつも私の体を案じてくれる。
それまた困ったことなのだけれども、娘になったつもりではいはい聴くことにしている。
実の父とはこんなにも素直には話せない自分をちょっと反省したりもする。
きっとベンダーさんも同じ気持ちだろう。
会えない子どもに話すように、私に話してくれているのだろう。
今日は特にそんな気がした。

ベンダーさんと別れ、もらった元気を原動力に今まで原稿を書いた。
やっと書き上がった原稿を送信しながら、明日は晴れるといいなとベンダーさんたちのことを想った。
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by 1193ru | 2006-04-11 23:59 | ビッグイシュー