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by 1193ru
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相談員の鍛えられ方−私の場合

年が明けても、残念なことに相談電話は大繁盛。
毎日、たくさんの方から相談電話を頂戴しています。
さすがに、1日(6時間)10人以上の方の電話を受け続けると、電池が切れて頭がショートしてしまいます。
それでも、電話は鳴りやみません。

当事者の方が一番辛いとわかっていても、夕方にはボロボロになっている自分がいます。
こうやって相談員は、どんどん強くなるのでしょうか。
それとも、こうやって相談員は、だんだん消耗していくのでしょうか。

昨年からずっと精神障害の方から相談を受けています。
調子が悪くなると電話が来ます。
とにかく一方的に機関銃の如く話す。
こちらが呼びかけようと、何をしようと、止まることもなく、より声高に話し続けます。
一旦切れても、また。
一日に何度も、何度も、それはもう際限なくかかってくる日もあります。
そんな日は、ダイヤルし続ける行為の後ろにある、その方の気持ちに寄り添いたいと思います。
ハイスピードであちこち飛び回る話に耳を傾けながら、時にマシンガンの銃口を突きつけられながらも、やっぱりその方の核ともいえる部分を探し続けます。

ヘトヘトになります。
でも、やっぱり当事者の方が一番苦しいのです。
だから、電話を寄こすのです。
何度も、そんなことを自分に言い聞かせながら耳を傾けます。

必死です。

相談員の仕事は、想像以上に「必死」になる場面がいっぱいあります。
タフだと思っていた自分ですが、そうでもないことに気づかされます。
それでも、やっぱり相談者の前につく自分がいます。

ほんのちょっとの間だけでも、誰かが真剣に寄り添ってくれたら、自分を理解してくれたら、それだけで踏ん張れるように思います。

生きていると毎日、本当にいろんなコトがありますよね。
中にはとんでもなく手にあまるようなコトも。
そんな時、ほんのちょっとの間だけでも、真剣に自分に向き合ってくれた人がいたから、私はそれらのことを乗り越え、前進してくることができました。
だから受話器を通して、当事者の方に真剣に向き合いたいと、強く、本当に強く思っています。

相談員さんや人権擁護委員さんの研修の講師をさせていただくことがあるのですが、いろいろな立場で当事者支援に心血を注いでいる方がたくさんいることを実感します。
もちろん、民間でもそうです。
本当にたくさんの方が、日々、こんなにも頑張っているんだと実感できると、ヘトヘトになろうがボロボロになろうがまだまだ頑張れるのです。

かくして、まだまだ私はタフになれそうです。
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by 1193ru | 2006-01-24 21:35 | NGO/NPO