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by 1193ru
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「夢」を聞く一日

朝、広告代理店の方とビッグイシューについてちょこっとお話。
仙台でかなり大規模にビッグイシューの広報展開ができそうです。
企業の社会貢献も兼ねた、ホント、win-winな仕組み。
実現できたら、うれしいですね。
ベンダーさんたちにも大きな励みになるはずです。
この企画、とある広告マンの男性の発案です。
彼のキラキラ輝く表情を見ていると、夢や想いを実現することの気持ちよさをこちらまで共有させていただけて、ウキウキして来ます。

さて、その後、ベンダーのMさんと30分ほど会いました。
最近、Mさんは幼少の頃のことをよく話してくれます。
今朝もそう。
そこから段々と話しがひろがって、ビッグイシューのこと、今の暮らし、これからの夢へと・・・。
私はとなりにちょこんと座って、「うん、うん」と頷いたり、ゆるゆると言葉のキャッチボールを楽しみました。
しばらく話すと、「よし、今日も頑張るよっ!!」とニッコリ笑って売り場へ。
人様の夢を聞くのは、本当にうれしい。
出勤前に、心がほわんと暖かくなりました。

その後仕事へ。
今日は精神障害の方からの電話が何本も入りました。
やはり「うん、うん」と聞く私。
それからゆっくり、ゆっくりと話しました。
その方は、不眠を煩いながらも処方された薬を飲むことにここ数日抵抗があって、飲めずに、眠れずにいるとのことの相談でした。
話しているうちに、いつの間にかその方のやりたいことやこんな暮らしがしたいという「夢」の話になっていました。
しばらくすると、気にかかっていることを話してすっきりしたのでしょうか。
「薬を飲んで寝てみるわ。すてきなね、夢が見られそうだからね」
電話が切れました。

仕事帰りに、ベンダーのSさんのところへ。
体調が思わしくなく、数日前に検査をしたSさん。
処方してもらった薬がとてもよく合ったようで、今日はとっても元気でした。
「体調が良くなったらね、うんと売れたよ。やっぱり具合悪くて暗かったのかな」
照れくさそうに話してくれました。
痛みが酷く、体を曲げるように立っていた先週とはうって変わり、スッと背筋が伸び、ビッグイシューを掲げる手も秋空に映えていました。
Sさん、ビッグイシューをするまでは、病院なんてとんでもないと思っていたとか。
「仕事がある」そう思うと、一刻も早く悪いところを直さなくては、と使命感にも似た気持ちが出てきたそう。
また、一人だったら行けそうもなかった病院も、サポーターがいたことで素直に行けたと言う。
Sさんのうれしそうな後ろ姿を見送って、ベンダーのTさんのところへ向かいます。
すっかり日が暮れ、普通なら店終いをしている時間ですが、今日は私が行くということで遅くまで立っていてくれたTさん。
せっかくなのでと、ついつい1時間も話し込んでしまいました。
ここしばらくのTさんは、回りの路上生活者にも目が向くようになり、先日も女性の路上生活者の保護に協力してくれました。
今日も回りの人たちのことをいろいろ話してくれました。
それから昔やっていた仕事のことや、家族のこと、それから今、個人的に困っていることや、これからの夢。
Mさんもそうですが、ビッグイシューを始めてから、みんなが「夢」を語るようになったことがうれしくてたまりません。
ベンダーさんはだいたい50歳前後。
この年代の男性で夢を語れる方は、なかなか少ないと思うのですが、その中でも特に社会や自分に絶望した経験を持っている路上生活者の方々が夢を語れるようになるというのは、うれしくて、うれしくて・・・・・。

人様の「夢」と聞くことが、うれしい今日この頃。
今日はめいっぱい聞いた一日でした。
さぁ、私も自分の夢を描かなくてはね。

門間@She's Only Happy In The Sun(Ben Harper) 拝
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by 1193ru | 2005-10-05 23:03 | ビッグイシュー