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by 1193ru
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地震

相談対応中の地震でした。
高層階にある相談室はゆっくりと不気味な感じで、いつまでもゆるゆると回転に近い感覚で揺れ続けました。
相談者を机の下に潜らせ、避難経路を確保しながら、目眩を感じました。
外はどうなったんだろうか???

2年前の宮城県北を震源地とした地震を思い出しました。
被災地に広がるブルーシートの光景が脳裏を過ぎりました。

緊急のエレベーターが動き出したのは地震発生40分後。
安全確認をした上で、相談者を見送りました。

仕事が終わるとベンダーさんたちの元に走りました。
こんな日なので誰も販売地点には立っていませんでした。
ビッグイシューの仙台事務局に連絡を取り、被害状況を確認したところ、特に異常がないようだったので、次にシェルターへ行きました。
こちらは食器が数枚割れた程度で特に大きな被害は出ていませんでした。
ホッとしました。
安心して帰宅しました。

ところが、その後メールでホームレスの方が被災したとの連絡が入りました。
西公園の市民プール付近の崖が地震で崩落し、居住していたテントが大きな樹木の下敷きに!
居住していた二人のうち一人の行方がわからず、重機を投入した大がかりな捜索が始まりました。レスキュー隊、消防、警察、マスコミ、野次馬が出、取材ヘリコプターが上空を旋回し、騒然とした状況だったようです。
幸い行方不明になっていた方は外出中だったことが判明し、命に関わる事態にはなりませんでした。
その後、お二人は仙台市の担当課職員によって近隣に住むほかのホームレスの方々と一緒に、市の支援センターに緊急一時避難することになりました。

この一件、みなさんはどのように考えますか?
いろいろな意見があるかとは思いますが、どうしてこのような危険個所に寝起きをしているのか、せざる負えない状況なのかを、ぜひ一度想像してみてください。
現在、公園や地下道からのホームレス排除が全国的に進められています。
そして、各地で総合的な自立政策を伴わない排除が大きな問題となっています。

今日のこの一件、危険個所に寝泊まりしていたホームレスが悪いのでしょうか?
そうせざる得ない状況があることをぜひ知ってください。
そして、どうしたらそのようなことがなくなるのかを、ぜひ考えてください。

災害が起きるたびに、社会システムの欠如した部分が浮き彫りになります。
それに気付き声を挙げるのも、見なかったことにするのも、個人の考えですが、ちょっと立ち止まって注意を払ってください。
そこに必ず、豊かな社会構築の鍵があると思うのです。

今日はなんだか前のめりの文章になってしまいました。
失礼しました。

門間@LIFE AND DEBT(Alan Hope) 拝
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by 1193ru | 2005-08-16 23:22 | ビッグイシュー