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by 1193ru
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昨日から今朝

昨日の講座は無事終了。
「3×6」もしっかりお伝えでき、好評をいただいた。
よかった。
ホント、よかった。
少しでもこれからの生活や気持ちの立て直しに使っていただけたらうれしいし、ご本人の気持ちに沿った生活になれば何よりだから。
昨日も参加の皆様にこのブログのことを教えた方がいいのかな…と思ったりもしたけど、やっぱり昨日もお伝えしないまま帰路についた。
トラウマケアのツールがいっぱいつまったブログでも開設しようかな。
それともこのブログでやっていこうか…まだ迷っている。

昨日は、正直ヘトヘトだった。
講座では、暴力加害者について90分話し続けた。
加害者分析とそんな加害者からどうして被害者は離れられないのかというところをかなり突っ込んで話した。
脱力系に見える私だけど、昨日は脱力系を装いながらも結構力が入っていた。
だってもうこれ以上誰にも、暴力被害に遭ってもらいたくないから。
一人でも多くの人に暴力とは無縁の生活を送ってもらいたいから。
話したいことは山のようにあって、それを90分に納めるのはとても大変だ。
気持ちが前のめりにならないように気をつけながら、参加者のニーズをその場で掴みつつ「山」からポイントを掘り出し話す。
講座の後は、4月からの講座の打ち合わせ。
こんなにも重要なテーマなのに、年々予算は厳しくなってきている。
財団担当者の方のご苦労は計り知れない。
母体の仙台市の担当者の方も相当苦労していることだろう。
でもだ、もっと被害者支援・トラウマケアを進めないと。
貧困が叫ばれる社会では、様々な暴力が凄い勢いで増えて来ている。
DVや性暴力だけではない。
虐待もいじめも。
詐欺だって暴力だ。
マスコミを賑わすニュースには、必ず加害者(犯人)と被害者がいるわけで。
マスコミに出ない暴力ケースの方がずっとずっと多く、そこにももちろん両者は存在する。
被害者をもっとケアしたり、事件を未然に防ぐ教育に力を注がないと、10年・20年・30年先の日本は暗い。
経済の立て直しと同様に、人のこころの手当と教育を強力に進めないとこの国は潰れる。
鬼になって誰に何と言われようが予算をここに集中させないとこの国の未来はないだろう。
…大口を叩いてしまったけど、そう思う。
みなさんはどう思っているのだろう。

講座と打ち合わせの後、昼食と夕食を兼ねた軽食を取った。
そこで石巻の事件を知った。
被害者の方は高校でデートDVの教育を受けているかもしれない。
私の先輩がたしか以前デートDVの講演でうかがった高校の出身だったような気がする。
だからこそ、その方は警察へ相談に何度も行っていたのではないだろうか。
流れるニュースを見ているとなんだかそんな気がしてしかたがない。
違っていたらごめんなさい。

こんな活動をしていると、警察の対応についていろいろな考えが浮かぶ。
家宅侵入をしていることがわかった時点で、次女さんではなく家長もしくはその家族が被害届を出すという選択肢があったはずだ、迷惑行為をされたということで同じく家族が届を出すことができたはずだ、それを家族に誰か教えてはくれなかったのだろうか。その機会はなかったのだろうか、乳幼児を抱える女性へのつきまとい・暴力行為なら誰でもその危険性の高さ・離脱の困難さはわかるだろう保護施機関との連携はなかったのか、その情報提供はあったのか、DV相談の専門機関の情報提供はあったのか…etc。
マスコミからの情報だけでは、関係機関がどのように動いていたのかは全くわからない。
また、無責任な言いっぱなしになってしまうので、自分の思考を押しとどめる。
でもやっぱり頭の中で疑問が巡る。
次女さんは、DVの渦中にあったのだ。
「愛している」という言葉の下に愛情表現や暴力そして子どもがあったのだ。
混乱して気持ちが二転三転するのはDV被害者心理では常識だ。
だからこそ、DV関係からの離脱は当事者一人では困難を極める。
警察で担当刑事が被害者を囲み、宥めたりすかしたり時には恫喝して加害者との離別を迫るが、それでは難しい。担当した経験がある刑事さんたちは、この限界を肌身でわかっているのではないだろうか。
刑事さんたちの苦渋に満ちた表情を何度か見た事があるせいか、そんなことを感じてしまう。
だからこそ、理解者・支援者・支援機関がとても必要でその動きが重要で、ネットワークが不可欠なのだ。

もちろん、これから県警の中でケース検討がなされるだろう。
その際に、DVの専門家を入れて欲しい。
現場で何十年もDVに取り組み何百何千という被害者を救って来た人たちに、もっと教わればいい。
経験を官民問わずもっと共有し最優先すべきこと=命を守ることを押し進めたらいい。
残念ながら警察官も公務員。
本人の意思に関係なく転勤がある。
治安の安定や取り締まりの専門家ではあっても、残念ながらDVの専門家にはなかなかなれないだろう。
法律や条例様々な枠組みを最大限に活かして、官民の力を併せて最優先すべきことを押し進めませんか?

勝手な事ばかり書いてしまうけど、ま、自分のブログだからいいんだろうな。
本当にもう嫌なのです。
きっといいと思っている人は誰一人としていないでしょうね。
ここは日本でしょ?
治安がいいと言われている日本でしょ?
教育水準が高いと言われている日本でしょ?
そこで、暴力や貧困で命を落とす人がいるなんて、もう嫌なのです。
何度涙を流しても何の役にも立たないことは百も承知。
それでも涙が出て、苦しくなる。

昨日は本当にヘトヘト。
今朝もヘトヘト。
激しい怒りを持つと、私はヘトヘトになってしまう。
激しい怒りに心身がついていかなくなるようだ。
そんな時は、思いっきり食べてとにかく眠る。
昨晩もそう。
これでもかという程食べて、昏々と眠り続けて朝陽を拝んだ。

涙は出ない。
からだが痛い。
怒りの名残が痛みとなってからだにへばりついている。
それでもまだ怒りが強く、ヘトヘトが続いている。
鏡に写った顔は鬼だ。
眉間に深い皺がまた刻まれた朝だった。
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by 1193ru | 2010-02-11 10:22 | DV