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by 1193ru
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108

108―この数字、一体どんな因縁があって108?
「106」でも「107」でもなく、「108」。私にとって、日本人にとって、この「108」とは特別な数字??
晩秋の月を見上げながら、つらつらと考えています。

パッと思いつくところでは、煩悩の数・除夜の鐘の数。
どうして煩悩の数が「108」?
どうして除夜の鐘の数が「108」?
月を見上げていたら、ふいに「108」という数字が浮かびました。

私と家族は今、ゆるやかな回復の過程にあります。
安全な場所で、信頼できる人たちに囲まれ、たくさんの援助の中で、ゆっくりと行きつ戻りつしながら日常を取り戻し、新しい生活を紡いでいます。

ここに来てちょうど108日目。
回復が進んだのか、大きな変化がありました。
一時はあまりの苦痛に耐えかね、感情鈍磨や感覚麻痺、神経麻痺…もう本当にたくさんの症状が、私にも家族にも出ました。
たくさんの人たちがさまざまな形で支援をしてくれたおかげで、そんな辛さがほんの少しずつ、ゆっくりとじわじわと緩和されてきてはいたのですが、あまりにもゆるやかな螺旋のスロープなものだからその実感があまり感じられません。

でも、108日目。
回りの景色が息を吹き返し、活き活きと鮮明に見えだしました。
周囲のものすべての息吹が、心にしみこんでくるような、そんな感覚もあって…。
「こころ」ではなく、「魂」がすーっと落ちくというか、周囲のものすべてに溶け込んでいったというか。
何かこう大きなものとの一体感を感じ、その一体感がこの上なく幸せで、それがずっと穏やかにどこまでも広がっていったのです。

高校生の頃、青かった私は、こんな人になりたいと考えていたことがありました。
それは、たくさんの傷を負い、その傷を癒しながら、傷があることでより凛とした美しさがある人間になりたいと。
傷のない人間ではなく、傷があってこそ、強さとしなやかさ、そして美しさが際立った人間になりたいと。

今、感じているこの感覚は非常に言葉にならないとても不思議なものですが、高校生の私が求めていたものにどんどん近づいて行っている証しのような気がしています。

「108」。
ただの偶然かわからないのですが、ただの偶然にしては出来すぎです。
それほど、稀有な心持ち、感覚があります。
曲がり曲がって、回り回って、高校生だった私が目指したものが鮮明に蘇ってきています。
何かこう偶然以上のことを感じずにいられません。
でも、やっぱり、それが偶然か何かなんてわかりません。
わかったところで、「だから何?」という程度のことですし(笑)

確かなことは、108日目にして驚く変化が訪れたということ。

周りのものが息を吹き返した途端、愛おしさが込み上げてきました。
愛情を感じたり、愛情をかけることができるようになると、回復も終盤戦。
これから先も行きつ戻りつはあっても、かなりいいところまで進んでいる兆しです。

明日はノラ・ジョーンズの新譜を買う予定。
高校生の私は、ラヴィ・シャンカルを聴いていたのだけどね(笑)
これも何かの巡りあわせ?
偶然にしては、本当に何もかも出来すぎです。
きっとこれが、数ある人生の不思議とおもしろさの中のひとつなのでしょうね。
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by 1193ru | 2009-10-31 00:15 | モロモロ