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by 1193ru
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思いがけずの「茨木のり子さん」

夕方、某高校へデートDVの講座の打ち合わせに行って来ました。
初めてうかがうその高校は、高台にあります。
近くへ行って驚いたのですが、高校への道はそれはそれは急な坂道なのです。
あまりの傾斜に私も愛車もビビリまくり。
登るのもそうでしたが、帰り道もとーっても恐くてビクビクしてしまいました。
ここは東北。
雪が少なくなったとはいえ、やっぱり東北。
この坂道、冬場は一体どうなるのでしょうか?
生徒さんや先生方はどのようにして山頂…もとい校舎へ辿り着くのでしょうか????
夏場の講演で良かったです。本当に。
冬だったら、私には無理でした。

玄関を入って受付で担当の先生をまっていた時のことです。
ふと壁にかけてあるすてきな書を見たら、茨木のり子さんの詩ではありませんか。
最近、いやここ数ヶ月腐り気味だった私の精神に喝が入りました。
すっと背筋が伸び、視界がぱーっと広がり鮮明になるのを感じました。
一編の詩に魂が救われるのは今回が初めてではありません。
ドロッとしたいや〜な人生のヘドロのようなものに絡めとられんとした時が何度かありましたが、その度に一編の詩や歌に救われ目を見開かされてきました。
新たな目が開いたのか、それともつぶってしまった目が開いたのかはわかりませんが、不意に今日、またそれが訪れたのでした。

ちょっとびっくりで、かなりうれしいです。
来月の講演日にもこの書が掛かっていたらうれしいなぁ。



自分の感受性くらい
         茨木のり子

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
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by 1193ru | 2009-06-16 20:18 | モロモロ